2014年に販売された雑誌だが、今も売れている本だと思う。
今回は 別冊ワイナート 2014年08号 ビールの基本ブックの紹介なのだ。
アマゾンもおすすめの表示がされている。
読んだ印象だが、どこの本、雑誌よりも写真が良い。
ビールの外観を紹介したページでは色の表現がわかりやすく載っている。
実際、見ないと初めはわかり難いアンバーとブラウンの違いが良くわかる。
ビールの色はSRM(Standard Reference Methods)とEBC(European Brewery Convention)で表現されるのだが、その説明が実際の写真と数値を比較することができる。この雑誌は最初に書いた通りどこの本、雑誌よりも写真がいいためこのページだけで価値がある。
香りの表現のページでもその写真力は発揮されていている。
伝えるためにビールの味、香りのイメージは他の食べ物のイメージを借りて表現される。プラムのような香りだとか、ビスケットのような麦の味だとかいうことがよくある。そのイメージに用いられる食べ物が綺麗にレイアウトされた写真によって表現をイメージしやすくいている。写真ひとつでどんな表現をすればいいかの参考になる。
また、ビア・フレーバーホイールというビールの表現に使うことの出来る表が載っている。専門的な表現を行いたいときとても参考になる。
コラムやビールの説明も詳しく紹介されている。
ただ残念なのは、後ろのページの掲載ビール数、種類がすこし少ないかなぁという印象を持ってしまったところだろうか。実際は世の中にもっとビールある。まぁ基本ブックだからか。
基本にしては本格的な雑誌である!!
0コメント