今回は1985年の古い本の紹介。
昔の本というものには今の本にはない大切な役割があったりするのだ。
昔の資料にある、今にないものがある。
読み進めていくと、ピルスナーウルケルを樽で醸造している様子が写真に写っていたり、シメイでの僧侶が作業している様子が載っている。もうこの時点で、面白い。
また、以前のバドワイザーのデザインや、19世紀後半のアンハイザー・ブッシュのパストライザーの絵が載っているのも1度見る価値はある。
ドイツの紹介では珍しい説明があり、西ドイツでのビールの分類について書かれていた。アインファッハ・ビール、シャンク・ビール、フォールビール、スタルク・ビールという4つの種類に分けられる。
個人的に一番内容で驚いたのは、皆にはどうでもいいことかもしれないが、ベルリーナ・ヴァイセがサッポロ・ライオン直営店で当時飲めたことが記されていることである。ベルリーナ・ヴァイセがそんな近場で飲めたなんてと思うと、なぜ今はないのかと当時を羨ましい目で見るしかないのである。
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